ただし、 なぜこの手の話がちょっと敬遠されがちなのかというと、 音楽の歴史やジャンルによってとらえ方が様々あること、 ルールと慣習がごちゃまぜになって説明されることが多いことから やや混乱を招きやすい話でもあるからです。 さだまさしさんの歌い方に注目すると 「 去年の あなたの おもいで が」 とアクセントが付いているように聞こえます。 具体的に言うと、 ・全体への合図 ・部分的なフォルテやアクセント ・特定の楽器や奏者への合図 ・フレーズや音楽の流れの提示 ・音の入りや切りの提示 ・感情やニュアンスの表現 などが挙げられます。 「 イチ・ニ・サン」 「 強・弱・弱」 拍子の最初にアクセントがあります。 また、アクセントの付き方としても、 「 強弱弱 強弱弱 強弱」、「 強弱弱 強弱 強弱弱」、「 強弱 強弱弱 強弱弱」 という3パターンが挙げられたりするなど、 一つに決まっているわけではなく、少々ややこしいです。 まとめ では、ここまでについてまとめてみましょう ・指揮は指揮者の仕事のごく一部 ・指揮はきちんと訓練すれば難しくはない ・指揮はテンポと表現を先導する役割 ・タクトは肘から指先までの長さを参考に ・「叩き」「しゃくい」「平均運動」の順に習得 ・四拍子は「錨」、三拍子は「三角形」、二拍子は「レ点」の型 ・変拍子は2と3でグルーピング ・自分の打点と奏者の発音のタイムラグに注意 ・指揮台では堂々と ・左手は右手と独立して表現を補う ・習うより慣れることが一番の上達の近道 なかなか大変そうですが、指揮台で指揮を振り、音楽を作り上げ、喝采を浴びることの喜びは大変大きいものです。 「 イチ・ニ・サン・ シ・ゴ・ロク」 「 強・弱・弱・中・弱・弱」 1拍目と4拍目にアクセントがあり、 1小節に2回アクセントがあります。 もし八分の十二で、一拍目にアクセントを当てているとすると 「 去年の あなたの おもいでが」 のようになるためです。 何が違うの? 確かに、少し音楽に詳しければ、 8分音符2つ分は4分音符1つ分ですので 4分の3拍子を8分音符で表すと 8分の6拍子となり、 同じことのように感じます。 弱拍である二拍目と、強拍である三拍目が、二分音符により繋がっていますね! こちらのリズムも、実際に手で叩いてみてください! いつもなら弱拍に聞こえる二拍目が、強拍のように聞こえませんか? また2拍目から3拍目にかけて、音楽が進んでいるような感覚になりますね! スラーがついた場合 高さが違う2つの音にスラーがついた場合をみていきましょう。.
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